「引継ぎ」「トラブルシュート」で回らない人

2023年5月31日

「余人をもって代えがたい」

古いですが、東京オリンピックのお偉いさんの交代劇。「余人をもって代えがたい」。

「馬鹿な事いってるんじゃないよ」と思ってました。でも、自分でも似たような考えにはまってる、と最近思えました。

「仕事の引継ぎ」です。

育休とか「予定」された「引継ぎ」でなく、「出荷日程に致命的」とか「緊急市場対応」とかが難しい。

開発だから「デバッグ」が始まる。Aさんに知見があるからAさんに任せたい。

「Aさん『仕掛中』の別件をBさんに回せないか?」。この「仕掛中別件」も「日程に致命的」という状態。

「仕掛中」はクセモノ

「仕掛中/やりかけ」というのがクセモノでしてね。

「手を付けてない」ならさっとBさんにふれるんです。

この「やりかけ感の難しさ」、エンジニアじゃないと伝わらないこともあります。

「実装は終わってるけど、動かない。原因がわかってない。」というのが一番いやらしい。

「ガントチャート的」には「99%完了」だ。でも「心情」としては「99%残り」のイメージ。

Bさんを投入するときにかかる『学習コスト』を見積もれない。

「心情的には残り99%」だが、『学習コスト』は「完了した99%」分も入る。

Bさんもタイプこそ違えどハイスペック人材なのに。

ファーム屋は「実装」なんかにスキル差はほぼ出ない。どれだけ「問題を詰めていけるか」です。

シミュレーション上は動くことも多い。「なぜか特定の環境だけで1週間に一回ぐらい発生する。再現も難しい」とかの問題。どんだけ時間がかかるか想定できない。

結局、「Aさんをフル回転させた方が速いんじゃないか?」という気持ちも働く

なぜなら「Bさんの学習コスト」が見積もれてないから。

「同じようなことを30年」やっているのに、相変わらず見積もれない。

これ、「余人をもって代えがたし」なんですよね。

Aさんが「やってきたこと」「やってる」「やろうとしていること」。この情報量。

頭脳労働の質が上がるほど、情報量は多くなる。

ブレーンストーミング

最近はさすがに「このままじゃいかんね」とも思う一瞬もあって、「引き継ぐ」と「判断速度」を上げるようになってきました。

ここまでがね、長かったんですよね。見てる方からすると「まだあのピッチャー使うのか?」みたいに。「勝利の方程式」「継投策」が確率してないと、なかなか難しかったです。

判断したら大したことはやりません。アナログでやります。

情報を引き出す。手っ取り早く情報共有するには「ブレーンストーミング」。組織によって「言い方」は変わると思います。ようはワイワイやるんですよ。話を出せる人5人くらいで

「担当者同士の聞き取り」は忙しいと「聞きづらくて」機能しづらい。

関係者集めて、「わ~っ」と出していくのがいいです。

打ち合わせをして、「わ~っ」とAさんの中から引き出します。

Aさんの中にある「この現象は見たような『気がする』」とか、「こういう『ストーリー』で検討する」とか、Aさん自身も整理してない情報、これを引き出して整理する。

「なんすか、これ尋問すか」と不満もでるので、攻撃的になってはいけない。

「攻撃的」になってる人がいたら、「こういう意図で言ってるよね」と修正してあげた方がいい。

Aさんはただでさえ忙しいのに、「なんでこんな理不尽な扱いを」って「ムスッ」となるから。

そうなると引き出せない。

「ワイワイ」やるのがいい。

「見た」のかそれとも「見た気がする」のか?とか。もう一度探るべき点はないのか?

チーム感が出る

「お祭り感」もあって場合によっては、「消沈」感が「やってやる」感に代わっていきます。

「殺気だった感」が「チーム感」に代わるといいますかね。

「引継ぎ」の問題で話しましたが、「トラブルシュート」でも同じです。

むしろ「トラブルシュート」のほうがこの感じだったかもですね。

こういうこと、東京五輪でもやったらよかったのに。色々忖度あってやりづらかったんだろうな。

組織生産性,組織

Posted by T