アットホーム 大事ですか?

2023年5月31日

「アットホームな会社」っていいですね。

私も若いころは惹かれましたね。

「好きな時に行って、好きな仕事して、好きな時間に帰る」

「怖い上司もいない、突き上げる部下もいない、人間関係良好」

でも、「ほんとに大事ですか?」という話です。

要チェックです

チェックしてみてください。

「収入はそこそこだけど、居心地いいし、まあいっか」になってないですか?

高確率で当てはまる、と思います。

このような雰囲気の会社は「組織の体裁」が崩れかけています。

社員の「ビジネスマンとしての力」が失われつつあります。当然、組織の稼ぐ力、革新力、が失われつつあります。

「好きな時に行って、好きな仕事して、好きな時間に帰る」

ゴールに未達ではないですか?そもそも、そのゴールは組織のゴールとして正しいものでしょうか?そのゴール達成によって「利益」が出ているのでしょうか?

「利益」が出ていて、「報酬に反映されている」のであれば、よいでしょう。しかし、現実はそうでない方が多いはずです。

「怖い上司がいない」

ビジネスマンとして成長できているでしょうか?

他で通用する人材になりえているでしょうか?

「突き上げる部下がいない」

仕事の革新力が失われていないでしょうか?

会議で意見が出なくなっているのではないでしょうか?

「アットホーム」は目的ではない

「アットホーム」が目的と化してしまってはいけません。

あくまで目的は「利益を出すこと」です。

「利益を出す」手段として、「アットホーム」が要求されることもあるかもしれません。

厳しい目標を達成するためには、機械的な指示よりも人情が必要とされるかもしれません。

人財育成のためには、相手のモチベーションを高めることが必要とされるでしょう。

お客様を呼び込むために「笑顔」で、「アットホームな雰囲気」が必要な時があるでしょう。

「アットホーム」を手段として使うこともあるでしょう。

しかし、です。

目的と手段の優先順位を誤ると、「アットホーム」は「ぬるま湯」と化します。

「育成」を軸として考える

中小企業に限らず、日本の多くの職場の本質は「メンバーシップ型」です。「ジョブ型」ではなく。

先輩が後輩を、親方が弟子を、育てて世代交代していくことが基本です。

この軸を基本として考えなければなりません。

「アットホーム」の本質は、徒弟制度をうまく回転させていく、ということなのです。

決して、「好きなように仕事していい」「上司が怒らない」ということではありません。

そうであれば、上司が「部下の育成」という役割を放棄しており、「成長しない部下」が量産されています。

「仕事のできない部下を上司が育てる」ことがメンバーシップ型では核となります。その中に、人情、相手のモチベーションを高める、信頼関係を高める、といった「アットホーム」さが要求されるのです。

「アットホーム」がスローガンである組織では、「育成方針がない」「放任状態」の組織が驚くほど多いのです。そして、「志」のある若手がやめていく、というスパイラルを生み出します。

本質に戻り、「育成できる組織体制」を作ってみませんか。

組織

Posted by T