経営のプロ

2024年1月28日

診断士とかコンサルについては
「経営のプロなら経営すべき」
という積極論と
「経営が好きなわけじゃない」とか「監督とプレーヤーは違う」
と消極論がありそうな気がする。
「アイデンティティ」として考えることはあるんじゃないでしょうか。

職業として別物だから

結論から言うと「職業」として「経営」と「コンサル」は「別物だから」とは思っています。

私は、若い時は前者のスタンスを支持していた。当時は「診断士」というものを知らないから「コンサル」に関して思っていたわけ。シンプルな疑問でスジがいい。

年を経て、「経営のプロ」として分かりやすいのは「雇われ社長」かなと思っている。会社を渡って成果を出す人。コンサルとか診断士は「職業」としては「経営のプロ」ではないよな、と思う。「能力の有無」ではなくて、「職業」としては違うな、と。

そもそも自分自身のキャリアを振り返っても、「開発」しかやってないんだもの。それじゃあダメだよね、とはあまり思いたくもない。和製MBAといわれる診断士だから、経営理論も勉強したし、面白いから興味も持ってる。しかし、この資格をとって「経営したい」という人はあんまりいないんじゃないですかね。

究極のジェネラリスト

「経営」自体は資格とかあんまり関係なく、人間の「器」とか「野心」のようなものだと思っている。

私の小さなキッチンカー経営の経験でいうなら、「経営」が特殊スキルなわけでもない。研究開発の方がよほど特殊スキルですよ。

アルバイトを雇ったこともあるが、「採用」「社員教育」「労務法規」の知見も増える。もちろん「メニュー」やマーケティング全般の知見も増える。「営業」みたいなこともしてトップセールスとか営業ルートも分かるようになる。「青色申告」もするから普通のサラリーマンよりは多少は財務も分かるようになる。

言うてみれば、「究極のジェネラリスト」かなと思う。私の「人間の器」が小さいから、小さく満足できたが、そうでない方もいるわけだ。それが「経営」かな、と思っている。

書いてみると、すごい経験してるように見えるが、そんなわけないです。7割引きぐらいの感覚で見てくれた方がよろしいです。そのくらいの「知識」。ただ、「興奮で眠れない」とか「脳内クロックが5倍速ぐらいで動く」とかは経営者独自のものかもしれないですが、「知識」とは関係ないです。

私ぐらいの知識でもそこそこ活きるし、そこをベースに発展させた飲食店の経営者もいる。うれしいことだが、私がその人と同じ経営をできるわけではないんですね。サポートできるだけで。別物だから。

アイデンティティ整理

「自分で経営している」ということをコンサル上も強みにはできるだろう。一方で、「バントのプロ」とか「守備のプロ」「走塁のプロ」だとかのキャリアを生かしたコーチ的なことも強みになるだろう。

「製造業」支援では「キッチンカー」経営をしてる人よりも「工場出身」のコンサルの方が求められるかもしれない。その逆もあるだろう。

結局は、相手が何を求めているか、問題や課題が何か、によるんでしょう。ニーズを見て変化する方が大事だとと思いますね。

自己完結のアイデンティティ論争はこんな風に整理されている。