稼働率をあげても生産性があがらない
稼働率をあげても生産性は上がらないこともある。
読んでもらうと「そりゃそうだ」となる簡単な話です。
しかし、人によっては伝わりづらいかったりもする不思議な話。
稼働率をあげる
「稼働率をあげる」っていうと単純には稼働可能時間をフルに埋めていくことだと思います。
しかし、フルを越えると生産性が上がらない。むしろ下がる。
例えばですが、ソフトウェア開発では一人で複数のことを同時に行っていきます。
タスク1「設計中」、タスク2「実装中」、タスク3「テスト中」みたいに。
仕事をマルチタスク化して稼働率を上げているわけです。
ある地点から、
タスク4「別の人の実装レビューに参加」
タスク5「仕様変更打ち合わせ」
タスク6「別機種の新機能たたき台検討」
が入ってくる。
タスク1~6で膨れ上がる。回らなくなる。
忙しすぎてまわらなくなる
5に力をいれると1が終わらない。1に力をいれるから2が終わらない。
稼働率は150%かもしれないが、全体としては遅くなる。
リソースを増やして稼働率を100%に適正化しない限り、遅れるんですね。
当たり前ですね。
「稼働率」といわずに「忙しすぎる」といえば簡単に理解できると思います。
1.「暇な人」の稼働率をあげることは理に適う。
しかし、
2.「忙しい人」の稼働率をあげても、むしろ遅れるだけ。
ちなみにトヨタ自動車の工場は95%が適正と考えているようです。
https://diamond.jp/articles/-/264678『出典:Diamond Online』
「可視化」してとらえる
「前者」の「成功体験」が刷り込まれている気もします。いくら頑張ろうが、後者の状態では「遅れる」だけなのに。この事実認識が「錯覚」を生むから伝わらない人もいる。
「できる人間に負荷が集中」というのはどの組織でも発生してるんじゃないでしょうか。
なぜこれが起こるかというと、「抱えてるものが可視化できていない」ことだったりする。
最近は「カンバン」方式で見えるツールも多く、「可視化」しやすくなってきています。
「可視化」すれば「さすがに無茶だな」という「道理」はわかってきます。
「稼働率は上がってるけど生産性はあがってないね~」というわかりやすい現実。
そういう現場の方が世の中は多いんじゃないですかね。
変えていきたいですね。












